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ディアーディアー谷口由彦写真展 OPUS EXHIBITION012

谷口由彦さんの写真展「ディアーディアー」へ行ってきました。

日々のこと、というテーマを基にセレクトされた大小さまざまな写真たち。
四方の壁をぐるりと見渡すとすぐに「大切なものたち」への眼差しを感じます。
知っている景色ではないけれど、知っている気持ち、を思い出させてくれるような。
日々の場面が写し出された写真たちの、その中に混じってふと見上げた時のような空の写真が印象に残ります。入り口横の額におさめられた写真も、そんな何でもないような空の写真でした。


「空の写真を配置しているのは意識的でもあるんですけど、無意識的でもあって。ふつうに暮らしてても、やっぱり見るじゃないですか、空って。この写真を額 に入れたのは、これがいちばん大事だから、という訳ではないんですけど、でも、この空が僕の気持ちを代弁してくれてますね。日付もなくて、場所も季節も分 からなくて、特に印象的っていう形の雲でもないし、太陽は出てるから晴れてた日ぐらいのことしか分からないんですけど、でも見ていると、幸せすぎて切なく なってしまうんですよね。」

見上げればいつもある空。そして横を見ればそこには大切なひとや場所がある。
かたちのない幸せに時折切なくなりながらも、一場面一場面の繋がりを大切に、
そしてすくいとられている様子が確かに伝わってきました。
これから写真家として活動をされていく谷口さん。その思い描く未来について最後にお聞きしました。

「写真展をやってみて、再発見する部分もあって。それはまだ僕の中にあるテーマで、どうなるか分かりません。
でもそういうことって結局ひとつづつの積み重ねですから。だから特に決めず、良い意味で流されるというか、余白をもってい きたいなと思っています。」
ディアーディアー。かけがえのない日々。
そんな日々こそが、確かに未来へと繋がっているんだなと思いました。

谷口由彦
十代の終わりから独学で写真を撮り始める。大学卒業後、OPUS DESIGN SCHOOLにてデザインについて幅広く学ぶ。その後、グラフィックデザイナーを経て、写真の世界に。現在、東京を拠点に創作活動を行っている。

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